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多重申込が審査に落ちる理由

更新日:

いわゆる「ブラック」でもない普通の方がクレジットカードの審査に落ちてしまう原因の大きな理由の一つに、「無謀な申込み方をしている」という事があります。

 

あなたはこの半年間に何件申込みをしたでしょうか?思い出して下さい。

 

多重申込とは?

 

まず用語から説明します、多重申込とはごくごく短い期間にクレジットカードを複数枚申し込むことを指します。

 

なおかつ、その件数が多ければ多いほど審査に通りにくくなります。

 

多重申込の始まりは、クレジットカードを申込んだが審査に落ちてしまったが、どうしても必要なのですぐに他社を申し込む、そしてまた落ちるを繰り返し、この(負のスパイラル)で件数がどんどん増えてきます。

 

必要だから、欲しいから通るまで申し込むいう考え自体は分かるのですが、それを繰り返せは繰り返すほど、さらなる悪循環(負のスパイラル)に落ちていきます。

 

 カード会社からみた多重申込の人は?

 

クレジットカード会社からは多重申込が、どのように見えているのか理解しておく必要があります。

 

このサイトの「個人信用情報機関」のページを見られたでしょうか?

 

クレジットカードのの申込みをすると、その「申込みをした事実」が個人信用情報機関に登録されてましたよね?

 

要するに一度に沢山の申し込みをすると、個人信用情報機関に「申込みをした事実」がたくさん載ってしまうわけです。

 

 

◆どうして駄目のか?

クレジットカード会社から見ると、沢山のクレジットカード会社に一度に申込みをしているのが、個人信用情報機関を通じて分かると、「お金に困っている」とか「一気にカードを取得して自己破産を目論んでいる」と警戒されます。

 

クレジットカード会社は慈善事業ではなく、営利を追求する法人ですので貸し倒れなどの損失が出る事を出来るだけ避けます。

 

ようするに多重申込者は損失が出る可能性が高い方だと判断され審査に落ちる可能性が高まってしまうわけです。

 

また、「個人信用情報機関について」でクレジットカードの申込みした件数はクレジットカード会社が把握していると述べましたが、同時に審査に通ったのか、通ってないのかもクレジットカード会社は容易に推測する事ができます。

 

これは簡単な仕組みなのですが、まず申込みをした段階でその申込みの事実が個人信用情報機関に登録されます。

 

ここまでが第一段階。

 

では実際のの申込履歴をみてみましょう

 

【個人信用情報機関の申込履歴画面】

 

 

上記の申込履歴ではNTTドコモでスマホの割賦契約をしているので、クレジットカードの申込履歴と合わせて、申込履歴が2件になっているのが分かると思います。
後述詳しく話しますが、携帯電話の分割払い(割賦払い)もこのように個人信用情報機関に載るようになってます。

 

ここからが大事なのですが
申込の審査が通った場合は個人信用情報に「成約情報」を載せます

では実際の成約画面を見てみましょう。

 

【個人信用情報機関の成約画面】

 

CICの(旧)成約画面

 

 

この成約画面、審査に通った時に初めて成約情報という事で載ります(画面がでます)言い換えると申込履歴があるのに、次にこの成約情報がないと審査に落ちた事が丸わかりです。

 

考えて見て下さい、短期間にどんどん申し込んで次に成約情報が一切ない場合、新規のクレジットカード会社は審査を通すでしょうか?

 

他社が落としてると履歴で分かるのに自社だけ発行するでしょうか?

 

普通に考えて、警戒されてしまうに決まってます。

 

この申込履歴がビッシリと並んでしまい、成約情報もない状態を「申込ブラック」といい、まずどこに申込しても審査に通らない状態になります。

 

たまに多重申込をしても自分は全部審査通過したと言う方がいますが、それはその方の属性が非常に高く(医者とか弁護士)かつ

 

現在クレジットカードを問題なく使用しており、また利用していた非常に良好なクレジットヒストリーのある極々稀な方(ツチノコ)で、一般人と一緒にしたら駄目です。

 

多重申込は審査でハネる」(正確には機械審査のスコアリングの段階でハネるが正解)は私がクレジット業務に就く上で常識でした。

 

どうすればいいか:申込対策

 

申込をすればその事実が残ってしまい、困ったと言うのであれば、それではどうしたらそれが消えるのか?と思いますよね。

 

そこがポイントです、「申込履歴」が消えてしまえば、多重申込ではなくなります。

 

しかし、「では、消しましょう!」にはなりません、都合よく人為的に申込履歴を消す事は不可能なのです。

 

◆申込履歴は半年

申込履歴が消えるには(正確に言うとカード会社が照会しても見ないのは)、時間でしか解決しません、具体的には申込履歴が登録されてから半年間情報が残ります。

 

もっと正確にいうと「申込月を含めた6ヶ月後の月の最初の日」には今は消えるようになってます、具体例を挙げると2012年10月にできた申込履歴は2013年の4月1日には消えてます。だから過去半年間に多くの申込をしないように注意が必要です。

 

◆何件までならOK?

一般的に同時に3件以上の申し込み履歴があった時点で、スコアリングで落とすという会社がほとんどです。申込履歴は少ない程良く、かつ成約情報がないと駄目、また、申込み履歴が増えれば、増えるだけ審査が厳しくなると思っていればよいでしょう。

 

ここで私のクレジット業務経験から申込の注意点をまとめてみます。

 

クレジットカードの申込をするなら絶対に「複数同時申込」は駄目

最初の申込審査が通らない事が確定した状態(審査不通過のお知らせが来たら)になって初めて次の申込に移る。

その申込も落ちたら(審査不通過のお知らせが来たら)最後(3回目)の申込をする

3回目の申込の審査が落ちたら、その最後の申込履歴が消えるまで半年待つ。

半年後に申込をする場合、信用情報機関で自分の情報を開示して申込履歴が消えていることを「必ず」確認する

 

これを頭に入れておかないと延々と申込履歴が登録されたままなので、いくら突撃しても無駄です。

 

突撃した所でクレジットカード会社はどんどん警戒するだけです。

 

あなたはこの半年何件申込しましたか?5件?10件?もうやめましょう、もっと戦略的にいくことです、そうすれば100%ではないにせよ、審査通過の可能性はグッと上がります。


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