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クレジットカード「喪明け」の意味

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このサイトを開設してしばらく立ちますが、ふとある事に気づきました、「喪明け」と言う言葉を使ってるのに「喪明け」とは何であるかを今まで説明しておりませんでした。

 

某巨大掲示板をよく見られてる方は意味をお分かりでしょうが、掲示板を見ない方には「クレジットカードの喪明け」の意味が分からないし、実際に私の事務所に相談に来られる方が全員、「クレジットカードの喪明け」という言葉を実際の会話上で使ってるわけではありません。

 

また、クレジットカードの喪明けというのはネットスラング用語で法律用語ではありませんので、弁護士や司法書士でも意味を知らない方も結構いますので今更になりますが今回は「喪明け」の意味を解説してみます。

 

それでは、クレジットカードにおける「喪明け」とはなんでしょうか?

 

まず先にクレジットカード用語における「喪中」とは何かを考えてみます。

 

「クレジットカードの喪中」とは自己破産、任意整理、個人再生等の債務整理等をして金融事故を起こして個人信用情報機関にその情報が掲載された、いわゆるブラックリストに載っている状態を指します。

※ちなみに公にブラックリストなるものは存在はしません、個人情報に金融事故情報が載っている状態の事を俗に「ブラックリストに載っている」というだけです。

 

要するに信用情報的にはお葬式状態で、どのクレジットカード、ローンの申込も一切通らない状態ですので「喪中」と言われます。

 

クレジットカードやローンの審査の際には100%必ず「個人信用情報機関」を参照されるからです、その個人信用情報機関は現在以下の3つが存在し運用されています。

 

・CIC(株式会社シー・アイ・シー) ※クレジットカード会社、信販会社系
・JICC(日本信用情報機構) ※消費者金融(サラ金) 信販系
・全国銀行個人信用情報センター(全銀協:KSC) ※銀行系

(※詳しくは「個人信用情報機関について」をご覧下さい※)

 

ここで間違ってはいけないのは、ただ単に債務整理もせず、借金から逃げまわってる状態ではいつまで経っても「喪中」にもならないということです。

 

ではこの「喪中の期間」とは何かを考えてみます。

 

「喪中の期間」とは、個人信用情報期間に金融事故情報が載ってる期間の事を指すのですが、債務整理の種類によって「喪中の期間」は異なります。

 

また基本的にクレジットカード会社が審査の時に照会する個人信用情報機関はCICとJICCのみになります。

 

一部の外資系クレジットカードや銀行系カード(三井住友VISAカード除く)は全銀協まで参照しますが、現在ほとんどのクレジットカードの審査はCICとJICCしか照会しません。

 

ではそのCICとJICCに金融事故情報が載る期間を考えてみましょう。

 

・自己破産 ⇒破産免責決定から5年間
・任意整理 ⇒支払の完了から5年間
・個人再生   ⇒支払の完了から5年間

 

この5年と言う期間を「喪中」と呼び、この期間を過ぎる事を「喪明け」と言うわけです。

 

全国銀行個人信用情報センター(全銀協:KSC)の情報は自己破産も任意整理も個人再生も10年間消えることはありませんが、多くのクレジットカード会社は現在全銀協を審査の時に参照しません。

 

ですから、銀行系のカード(三井住友VISAカードを除く)以外であれば、債務整理が完了してから5年経過すれば、CIC、JICCともに自己破産の事実等が消えてなくなるわけですから、債務整理をして迷惑をかけた所以外であれば、再度クレジットカード等を作る事が理論上は可能となるわけです。

 

この現象を「クレジットカードの喪明け」と呼ぶのですね。

 

また、「喪明け」になると個人信用情報に何も載っていない状態、クレジットヒストリー(クレヒス)が全くない状態になります。

 

この信用情報が何もない、真っ白と言うことが逆に「喪明け」してもクレジットカードが作れない原因になります。

 

そこでクレジットヒストリーを個人信用情報につけるのはどうしたらいいのか?以下の関連記事をご覧になって知識を深めて下さい。

 

自己破産をしたら10年はクレジットカードは作れないと未だに書いてるサイトがありますが、それはもう違います、CICとJICCから喪が明けてしまう5年を過ぎれば新たにクレジットカードを取得することは不可能ではありません。

 

別に過去に債務整理をした方にまた借金をしましょうと言ってるわけではありません。

 

今の世の中、クレジットカードの1枚でも持っておかないと不便極まりないです、しかし債務整理をした事があるのでもうクレジットカードは無理と思われてる方もいらっしゃると思いますが、そうではありません。

 

クレジットカードの喪が明ければ、過去に迷惑をかけた金融業者でなければ再度新たなクレジットライフを送れる場合があります。

 

しかしそれには繊細かつ、冷静な戦略が必要となりますので、当サイトを隅々まで読んで頂いて、ブラックでもクレジットカードが取得できるように頑張って下さい。


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