クレジットカードの基礎知識と少し話がズレますが、一部にこの話に当てはまる方が、ここで頭に入れておかないといけない話をしておきます。
それは今までクレジットやローンを利用した事のない人が、初めてクレジットやローンを利用しようとした時に問題が発生する事があります。
それは「高齢クレヒス無し」と言う問題です
高齢クレヒス無し?
聞いたことないかもしれませんが,自己破産等した事のある、いわゆる「ブラックな方」とある意味対局の位置に「スーパーホワイト」と呼ぶ属性の方が存在します。
クレジットカード業界での「高齢」とは何か?
クレジットカードを取得するにあたって、「高齢」とは何でしょうか?一般的に高齢と言えば定年前の60歳以上の方を指しますよね?しかし、クレジットカード業界では、それは概ね30歳以上の方を指します。
それでは、「クレヒス」とは何でしょうか?それは「個人信用情報機関について」でもお話しましたが、個人のクレジットの申込情報や毎月の決済状況が個人信用情報機関に登録されていてます。それらの情報をクレジットヒストリー、「クレヒス」と呼びます。
また、信用情報機関というのは、大きく分けて3つに分かれて登録されていることも「個人信用情報機関について」で説明させて頂きました。要は下記の個人情報機関を指します。
・KSC(全銀協:全国銀行個人信用情報センター)
・CIC(シー・アイ・シー)
・JICC(日本信用情報機構)
実はクレジットカードと言うのは、若いうち(20代)なら何も問題ではなのですが、年を重ねるごとに厳しくなります。
「属性とスコアリング」で年齢が高いほど点数が高いと解説しましたが、あれは若いうちからクレジットカードやローンを利用して、クレジットヒストリーの登録の積み重ねの記録があって初めて年齢が高い程高得点であり、今まで全くクレジットを利用してない30歳以上の方は年齢が高ければ高いほど、逆に加齢がマイナスになっていきます。
中でも特に厳しい人は、「男性、30代以上、独身、賃貸、独り暮らし」
これに当てはまるとスコアリング的な属性は非常に厳しいと言わざるを得ません。
(※初めてクレジットカードやローンを取得する場合※)
「俺は今まで現金主義で借金なんてしてない!理不尽だ!」と思う方もいるかと思います。
本当におっしゃるとおりなんですが、クレジットカードを今まで使った事もなく、高齢(30歳以上)で信用情報が何もない状態と言うのは、クレジットカードを発行するに当たってかなりの支障をきたします。 (※これには理由があるので後述します※)
また、30歳を超えてて、今まで一度もクレジットの使用がなく、現金主義で来られた方の事を「スーパーホワイト」と呼びます。
なぜ、そういう呼び方なのかも後述しますが、クレジット業界では30歳以上でかつ今までクレジットを利用したことない方の事を「高齢クレヒス無しスーパーホワイト」と呼び、最初のクレジットカードの1枚の審査がなかなか通りません。
とにかく何でもいいので一枚でも、カードを作ってきちんと返済して実績(クレヒス)を積めば、二枚目・三枚目・・・といけると言われていますが、30歳過ぎの今まで真面目に現金払いで生活してきた、でも最初のクレジットカードの審査に落ちる、実際そういう方、結構います。
そこでムキになって連続申込をすると例の「多重申込が審査に落ちる理由」に該当してしまい、ますます発行しずらくなります。
正攻法でいけば高齢(30歳以上)でも、きちんと働いており毎月給料が口座に振り込まれてる場合、その給料振込み銀行でキャッシュカード一体型カードを申し込む、これが一番なんですが、この方法、クレジットカードを既に持っている方からすれば当り前の方法と思われる方もいると思いますが、過去に一切金融事故を起こしてないのに、この正攻法でも通らない方が実際におられます。
いくら金融事故を過去に起こした事がなく、給料が毎月振り込まれていても、銀行によってはクレヒスが全くない場合、審査を通過させない銀行が実際にあります。
では、クレヒス(クレジットヒストリー)を作ればいいのですが、最初の一枚が作れないので、クレヒス(クレジットヒストリー)を作ろうにも作れない、そんな方の為に賛否両論あると思いますが、「携帯の分割払いでクレヒス(クレジットヒストリー)」をつける方法があります。
正規のクレヒス(クレジットヒストリー)の前に、このお話をするのも考えものですが、「携帯の分割払いに注意!」でお話しさせて頂いたように携帯の分割払いもクレヒス(クレジットヒストリー)になりつつあります。
では、実際の携帯電話の分割でクレヒス(クレジットヒストリー)をつける話、「携帯分割でクレヒスをつける」のページも参照して下さい。