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破産免責1年と少しのブラックがクレジットカードの審査通過した理由

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本日破産免責から1年を経過した方から相談の電話がありました。その相談内容がよくありがちな間違いだったので、みなさんに警鐘の意味を含んでここに書きたいと思います。

 

相談者は要約すると以下の内容をネットで見たと言う事でした。

 

・破産免責から1年と少しで信用情報を開示せずに突撃、ぜディナカードがS35で審査通過

・セディナカードが審査に通過したので次にファミマTカードに申し込んだらS10で審査通過

・破産免責から1年と少ししか経過してないのに何故クレジットカードの審査に通過したのか不思議なので信用開示をしてみると、全銀協には破産情報有、JICCには破産情報有、CICには破産情報なしだった。

・この状態で破産免責から8ヶ月目に駄目元で30万円の時計を15万円現金、15万をショッピングローンで組んだところ何故が審査が通過して、その支払い状況がオリコで$$$$$$とクレヒスがついていた、この事が破産免責から1年と少しでクレジットカードの審査に通過した大きな理由だと思われる。

・少額のショッピングローンは個人信用情報をみない事もあると聞いたので申し込んでみる価値はあります。

 

と、上記のような内容が書かれていたが、本当にそんな事可能なのか?可能ならば自分もやってみたいが大丈夫と思いますか?ということです。

 

私は自己破産等の債務整理をしたブラックな方には最低5年は待ちましょう、喪に服しましょう、とにかく大人しくしてましょう、我慢しましょうとアドバイスをします。

 

何故5年は大人しくしてるのか強くアドバイスするのかと説明しますと、個人信用情報機関であるCICとJICCには5年、全銀協には10年破産の事実がブラックリストに載ります。
※このサイトでは何度も言いますがブラックリストと言うのは存在せず、個人信用情報機関に載ってる金融事故の事を指します

 

そして、金融商品(クレジットカード、ショッピングローン、キャッシング等)に申し込むと、100%必ず個人信用情報を参照されます、そこに破産情報が掲載されているとほぼ審査に落ちます。

 

ここで問題なのは、過去の破産がバレて審査に落ちる事ではなく、破産等の金融事故を起こして迷惑をかけてない金融業者にまで自分の破産等の金融事故を金融商品(クレジットカード、ショッピングローン、キャッシング等)に申し込む事で信用情報を覗かれて、破産者だとバレて社内記録されてしまう事です。

 

もっと簡単にいいますと、自分は破産者ですよーと情報をバラ撒くということです。

 

本日相談されてきた方はネットで、破産免責から1年も経たないのに、オリコの少額ショッピングローンを通過させてクレヒスをつけたと見たとおっしゃってますが、ここで冷静に考えてみましょう。

 

オリコは審査の時にCICとJICCを審査の時に参照します。

 

破産免責の時にCICには破産情報が載ってないというのは、破産した対象の会社によってはありえなくもない話ではありますが、オリコはいくら少額だろうと、極端な話、1000円の少額ローンであっても、CICとJICCに破産情報がある状態で審査は100%通さないとは言えませんが、99.99999%審査に落ちます。

 

また次にオリコ支払いでクレヒスを付けてセディナに申し込んでカードを取得したということですが、ここも冷静に考えてみましょう、セディナはCICとJICCを審査の時に参照します。

 

クレジットカードの審査なので、特にセディナはCICとJICCに破産情報が載ってると、クレヒスがあろうがなかろうが100%審査落ちます、いや1000%と言ってもいいです、審査に落ちます。

 

と言うことで、CICには破産情報が載ってなかったとは言え、オリコのショッピングローンが15万の少額と言っても審査に通るのは非常に難しいですし、審査に通らなかった場合、オリコに破産の事実がバレて社内ブラックとされ、その後いくら申し込んでも審査に通しません。

 

またセディナもそうです、CICには破産情報が載ってなくてもJICCは参照するわけですから審査の時にJICCを覗かれ破産の事実がバレ、社内ブラックにされて、今後の申込は永久に無理となります。

 

また奇跡的にオリコのショッピングローンを通過し、セディナのカードの審査を通過したとしても、セディナは当然ですが、途上与信(カード利用中にも個人信用情報を覗き、何か起こってないか調べる事)をしますので、途上与信で破産が判明すれば100%利用停止になり、カードはお召し上げです。

 

そして二度とそのカードは審査に通りません。

 

個人信用情報に何かネガティブな情報が載ってたまま、クレジットカードを利用するというのは、いつ利用出来なくなるかとヒヤヒヤしながらのクレジットライフとなります。

 

このように、破産から5年も経たないのに申込するというのは、自らの金融事故情報を世の中にバラまくという、リスク無限大、リターン最小な事なんです。

 

ということで、この手のネットの噂はうかつに信用しないで、債務整理をしたら、「その事実がCICとJICCから消える5年間」は大人しくしてて下さい。

 

5年我慢すれば、やり方さえ間違わなければ100%とは言えませんが、高確率で、クレジットカードを再取得したり、ショッピングローンを組めるようになります。

 

基本的に債務整理をしたということは、その時にどこかしらの会社に迷惑をかけたということですから、社会的反省の意味も含めて5年は丁度いい期間だと思います。


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