そもそも、正規の金融業者か「闇金」であるかを素人の方が見抜くのは非常に困難なんです。
ちょっと金融を知った感じの方が「貸金業登録番号」があるかないかを見ればいいよ、それで分かるとか言ったりするのですが、実はこの「貸金業登録番号」を確認することだけでは「闇金」かどうかの判別は出来ません。
何故かと言うと「貸金業登録番号」を持っているような闇金業者が実際に存在するからです。
正規の業者であれば、「貸金業登録番号」というのを法律で広告やホームページの見やすい所に掲示するように法律で定められています。
その記載が全くない所であれば、100%怪しい、危ない業者と言うことが判別できます。
しかし、「闇金」でもこの貸金業登録番号を持っていたり、驚くことに、堂々と「嘘」の貸金業登録番号をチラシの広告やホームページに掲載してたりするのです。
金融庁のホームページには貸金業登録番号を検索できるサービスが用意されていますので、そこで貸金業登録番号を入力すれば、正規の貸金業登録番号であるか否かはすぐに分かります。
嘘の貸金業登録番号であった場合にはその時点で100%危ない業者と分かります。
新聞や雑誌の広告でよく見かけるのですが、この嘘の貸金業登録番号を堂々と掲載してるケースも珍しくなく、
もちろん、嘘の貸金業登録番号を掲載してたら厳しく法律で罰せられるのですが、そもそも闇金と言うのは捕まるまではなんでもOKの組織ですので、注意が必要です。
ただ、くどいですが、貸金業登録番号を持っている闇金も存在しますので、これだけが安心材料ではありません。
皆さんにも経験があると思いますが、自宅のポストにいつの間にか「お金を借りませんか?」というようなチラシが入ってる事があると思います。
また、電柱柱に貼られている「お金を貸します」というようなポスターも見たことがあると思います。
しかし、この方法では当然、金融庁のチェックが届きません、あなた自身で確認することが大事なのです。
テレビ等で流れてる大手の消費者金融以外からダイレクトメールが届いたら、まず、貸金業登録番号が本当なのか嘘なのかを金融庁のホームページで確認するようにして下さい、それだけでも、危険を軽減できます。
ちなみに「テレビ等で流れてる大手の消費者金融以外」と書きましたが、プロミスと「フロミス」と名乗ってたり、アイフルを「アイプル」と名乗ってたり、ロゴを酷似させたりして、大手と勘違いさせる業者も存在しますので注意して下さい。
上記でも述べましたが、雑誌や新聞に広告が出てる場合が厄介なんです。人間の心理として、雑誌や新聞に広告が出てると「広告が新聞や雑誌に出せるんだから安心できる」と誤解しがちです。
「闇金」だけには手を出してはいけないと分かっている方でも「新聞に載ってるから大丈夫」と安心、油断し、借りてしまう方跡を絶たないんです、そういう広告に騙されてはいけません。
正規の業者であれば、法定内の利息であるはずですし、トイチやトサン、トゴで貸し出すわけがありません。契約書をよく見て「金利が高い」と思ったら即契約は止めて下さい、危険です。