現在、30歳、40歳というクレジットカード業界でいう「高齢」でクレジットカードを初めて作るの事は困難になってきていると以前申しました(スーパーホワイト問題)
しかし、今度は逆に20代の若者がいきなりブラックリスト入りしてクレジットカードやローンと言った金融商品の審査に落ちるケースが急増しています。
その理由の第一の理由は以前も申しましたように、ここ最近のスマートフォンの急増に伴う携帯分割購入利用者、いわゆる「携帯割賦契約」を利用した時に延滞をしてしまったからブラックリスト入りしたというケース。
現在「携帯分割購入」をすると分割購入の間の携帯料金の支払いはすべて個人信用情報機関に登録されますので、延滞をすれば遅延の「A」マーク、携帯の支払いをせずに逃げ回れば金融事故として登録されます。
今は人信用情報的には(分割してる)携帯代の滞納もクレジットカードの請求の滞納も変わりがないんですね。
特に若者はたかが携帯代と考えて支払いを遅らせたりしがちです。
しかし個人信用情報機関という「大人の信用情報」に加わりますので若者だろうがなんだろうが、分割してる間の携帯料金が遅れれば信用情報に傷がつき、クレジットカードやローンが組めないという事態に陥ります。
第二の理由が学生時代に利用された事もある方も多い「奨学金」です。
奨学金は卒業してから社会人になってから返済するものですが、その奨学金の返済を滞納する人が急増してます。
社会人になったのはいいがこの不況のおり、満足の行く給料ももらえずついつい学生時代にお世話になった奨学金の返済を滞らせてしまうんです。
また前回、公共料金を滞納してもブラックリストには載らないと申しましたが、その公共料金の滞納と同じ感覚で奨学金の返済を滞納してるんです。
そもそも奨学金を延滞しても一般の消費者金融のように一日でも遅れようものなら怒涛の督促電話がかかってくるわけでも現状ないので甘く見てる方が多いようです。
※このサイトでは「ブラックリスト」と何度も言いますが、俗にいう「ブラックリスト」なるものは公に存在しません、個人信用情報機関に載ってる「金融事故情報」を指してブラックリストと呼んだりするだけです。
しかし、いわゆる奨学金としてを学生にお金を貸し出している「独立法人 日本学生支援機構」が平成20年から個人信用情報機関に加盟してます。
この事でもうお分かりだと思いますが奨学金というのは「教育ローン」と同じ位置づけで延滞すれば他の金融商品と同じように金融事故として登録されてしまいます。
一般の金融商品と違い現状では「3ヶ月以上の延滞が続いた場合に個人信用情報に登録する」としてやや延滞に緩めな運用ですが、これがいつ1回でも延滞したら個人信用情報に登録するに運用が変更されるか分かりませんので気をつけるべきです。
クレジットカードやローンを利用していなかった新卒の学生さんも奨学金の返済が滞ったばっかりに新社会人でいきなりブラックリストに載ってしまうんですね。
「奨学金」でも延滞が続くと現在はその債権は債権回収代行会社に債権譲渡され、そこから督促がかかり、それでも応じない場合には裁判所に支払いの申し立てを出され最終的には裁判所から差し押さえという強制執行をされてしまします。
奨学金の返済の延滞は今では自分の信用情報を滅茶苦茶にしてしまうだけでなく、今後奨学金を利用しようとする後輩にも迷惑がかかります(延滞する先輩が多いので審査が厳しくなってます)のでお世話になった奨学金はきちんと支払いましょう。
社会人になれば、特に男性ならば将来一戸建てを持ちたいと思う方もおられるでしょう。
しかし、スマホの延滞や奨学金の延滞で簡単に個人信用情報はブラックになりますので、いざ住宅ローンを組もうとしてもその審査の段階でこの延滞の事実が個人信用情報を照会される段階で判明して審査落ちすることはよくある話なので本当に注意です。
以下にまとめます、若者が気をつけるべきこと。
・携帯電話の分割料金、スマートフォンの分割料金の延滞
・奨学金返済の延滞
この2つの延滞が今若者の間で爆発的に増えており、それに伴い若者のブラックリスト入りも急増しているという事です。
あなたは本当に大丈夫ですか?